病理解説-染色3(多糖類を対象とした染色)

国家試験で出題される特殊染色のうち,「多糖類」を対象とした染色について解説します!染色は覚えることが多いから大変(^-^;)

各見出しの重要度は,過去の臨床検査技師国家試験(第52回~最新回まで)の出題率や覚えやすさなどを考慮して主観で表記しています。国家試験を受ける学生以外の方は無視してかまいません。

このページで紹介する染色法

  • PASパス染色
  • Alcian blueアルシアンブルー染色
  • toluidine blueトルイジンブルー染色
  • mucicarmineムチカルミン染色

 

 

多糖類の種類(重要度:★★☆☆☆)

多糖類の種類

最低でもグリコーゲンと酸性粘液多糖類は確実に覚えておこう!
おるてぃ
おるてぃ
ペンギンくん
ペンギンくん
  はーい。

 

 

PAS染色・ジアスターゼ消化試験(重要度:★★★★★)

基本事項 

以下の7つを主な対象とした染色です。

  • 真菌(Pneumocystis jiroveciiニューモシスチス  イロベチィを除く)
  • 赤痢アメーバ(Entamoeba histolyticaエントアメーバ  ヒストリティカ
  • グリコーゲン
  • 糸球体基底膜
  • 粘液(特に印環細胞癌がよく出題!)
  • リポフスチン顆粒
  • アミロイド
【覚えておきたい!腎糸球体基底膜を対象とする染色】
  • azanアザン染色(青色)
  • Masson trichromeマッソン・トリクローム染色(青色)
  • PASパス染色(赤紫色)
  • PAMパム染色(黒色)
【覚えておきたい!リポフスチン顆粒の染色】
  • Masson-Fontanaマッソン・フォンタナ染色
  • PASパス染色
  • Schmorlシュモール反応

 

染色原理 

多糖類の1,2-グリコール水酸基を過ヨウ素酸で酸化し,生じたアルデヒド基Schiff試薬が結合することによって染色されます。
なお,schiff試薬がメセナミン銀錯体に代わったものがPAM染色です。

 

染色対象・染色液・染色結果 

染色対象

単多糖 酸多糖
(ヒア)
酸多糖
(コン+ヘパ)
酸粘
(シアロ)
酸粘
(スルフォ)
中粘
× ×

※酸性粘液多糖類以外の多糖類を染める。
※単多糖:単純多糖類    酸多糖:酸性粘液多糖類
 酸粘:酸性粘液      中粘:中性粘液
 ヒア:ヒアルロン酸    コン:コンドロイチン硫酸   ヘパ:ヘパリン
 シアロ:シアロムチン   
スルフォ:スルフォムチン

染色液

  • 過ヨウ素酸水溶液
  • Schiff試薬(塩基性フクシン)
  • 亜硫酸水
    亜硫酸水素ナトリウム(重亜硫酸ナトリウム)含有。
  • Mayerのhematoxylin
【覚えておきたい!フクシンを用いる染色】
<酸性フクシン>
  • Masson trichromeマッソン・トリクローム染色
  • elastica van Giesonエラスチカ・ワンギーソン染色

<塩基性フクシン>

  • PASパス染色
  • Feulgenフォイルゲン反応
  • Ziehl-Neelsenチール・ネルゼン染色

染色結果

  • グリコーゲン
  • 糖蛋白(酸性・中性粘液)
  • 真菌
  • 赤痢アメーバ
  • リポフスチン
  • 糸球体基底膜
  • アミロイド
    赤紫色(Schiff試薬)
  • 線維素や膠原線維などピンク色(PAS陰性)
  • 青紫色(hematoxylin)
57pm54

出典:厚生労働省ホームページ 第57回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午後問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/topics/2011/04/dl/tp_siken_57_rinken_04.pdf)

↑PAS染色(腎臓)

62pm53

出典:厚生労働省ホームページ 第62回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午後問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp160411-05pm_02.pdf)

↑PAS染色(大腸-赤痢アメーバ)

 

 

ジアスターゼ消化試験 

ペンギンくん
ペンギンくん
  ジアスターゼって何?
でんぷんを分解する酵素で,アミラーゼのことだよ!
おるてぃ
おるてぃ

基本事項

PAS染色陽性物質がグリコーゲンであるかどうかを確認する試験です。
グリコーゲンだった場合,ジアスターゼによって加水分解されるためPAS染色が陰性となります。

 

染色結果

  • PAS染色陽性物質がグリコーゲンPAS染色陰性化
  • PAS染色陽性物質がグリコーゲン以外PAS染色陽性

 

 

Alcian blue染色(重要度:★★★★☆)

基本事項 

酸性粘液多糖類と酸性粘液を対象とした染色法です。

PAS染色を用いて重染色をすることもあります。
(その場合はAlcian blueから染色します)

 

染色原理 

染色液=pH2.5

Alcian blueが酸性粘液多糖類・酸性粘液カルボキシル基と硫酸基に結合して青色を呈します。

 

染色液=pH1.0

Alcian blueが酸性粘液多糖類・酸性粘液硫酸基にのみ結合して青色を呈します。

 

染色対象・染色結果 

染色対象

pH2.5 ver
単多糖 酸多糖
(ヒア)
酸多糖
(コン+ヘパ)
酸粘
(シアロ)
酸粘
(スルフォ)
中粘
× ×

※酸性~~を染める。
※単多糖:単純多糖類    酸多糖:酸性粘液多糖類
 酸粘:酸性粘液      中粘:中性粘液
 ヒア:ヒアルロン酸    コン:コンドロイチン硫酸   ヘパ:ヘパリン
 シアロ:シアロムチン   
スルフォ:スルフォムチン

pH1.0 ver
単多糖 酸多糖
(ヒア)
酸多糖
(コン+ヘパ)
酸粘
(シアロ)
酸粘
(スルフォ)
中粘
× × × ×

※酸性~~のうち,硫酸基を持つコンドロイチン硫酸・ヘパリン・スルフォムチンを染める。
※単多糖:単純多糖類    酸多糖:酸性粘液多糖類
 酸粘:酸性粘液      中粘:中性粘液
 ヒア:ヒアルロン酸    コン:コンドロイチン硫酸   ヘパ:ヘパリン
 シアロ:シアロムチン   
スルフォ:スルフォムチン

染色結果

  • 酸性粘液多糖類・酸性粘液青色(Alcian blue)
64am52

出典:厚生労働省ホームページ 第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午前問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp180511-07a_02.pdf)

↑Alcian blue染色

 

 

toluidine blue染色(重要度:★★☆☆☆)

基本事項 

以下の5つを主な対象とした染色です。

  • Pneumocystis jiroveciiニューモシスチス  イロベチィ
  • 酸性粘液多糖類(軟骨基質やマスト細胞など
  • 酸性粘液
  • アミロイド
  • Nissl小体

なお,軟骨基質・マスト細胞・アミロイドメタクロマジー(異染性)を示す代表的な物質として覚えておきましょう。

 

染色対象・染色結果 

染色対象

単多糖 酸多糖
(ヒア)
酸多糖
(コン+ヘパ)
酸粘
(シアロ)
酸粘
(スルフォ)
中粘
× ×

※酸性~~を染める。
※単多糖:単純多糖類    酸多糖:酸性粘液多糖類
 酸粘:酸性粘液      中粘:中性粘液
 ヒア:ヒアルロン酸    コン:コンドロイチン硫酸   ヘパ:ヘパリン
 シアロ:シアロムチン   
スルフォ:スルフォムチン

染色結果

  • 酸性粘液多糖類・酸性粘液・アミロイド赤紫色(toluidine blue・メタクロマジー)

 

 

mucicarmine染色(重要度:★★☆☆☆)

基本事項 

酸性粘液とCryptococcusを対象とした染色法です。

 

染色対象・染色結果 

染色対象

単多糖 酸多糖
(ヒア)
酸多糖
(コン+ヘパ)
酸粘
(シアロ)
酸粘
(スルフォ)
中粘
× × × ×

※酸性粘液を染める。
※単多糖:単純多糖類    酸多糖:酸性粘液多糖類
 酸粘:酸性粘液      中粘:中性粘液
 ヒア:ヒアルロン酸    コン:コンドロイチン硫酸   ヘパ:ヘパリン
 シアロ:シアロムチン   
スルフォ:スルフォムチン

染色結果

  • 酸性粘液・Cryptococcus赤色(mucicarmine)

 

 

多糖類染色まとめ(重要度:★★★★☆)

この表もできれば覚えておいて。
おるてぃ
おるてぃ
ペンギンくん
ペンギンくん
  覚えること,多すぎない?

 

多糖類染色

 

 

練習問題

このページの復習だよ。解けるかな?
おるてぃ
おるてぃ

問1 塩基性フクシンを用いるのはどれか。2つ選べ。(第52回臨床検査技師国家試験pm27)

1.Ziehl-Neelsen染色
2.Masson trichrome染色
3.van Gieson染色
4.PAS染色
5.PTAH染色

解答を見る

解答:1・4
塩基性フクシンを用いる染色法は以下の3つです。
・PAS染色
・Feulgen反応
・Ziehl-Neelsen染色
1.正しい。
2.誤り。
3.誤り。
4.正しい。
5.誤り。

 

問2 心筋のH-E染色標本を示す。心筋細胞内の顆粒(矢印)が陽性を示す染色法はどれか。2つ選べ。(第52回臨床検査技師国家試験pm31,一部改変)

52pm31

出典:厚生労働省ホームページ 第52回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午後問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/04/dl/tp0419-5pm-betu.pdf)

1.azan染色
2.Alcian blue染色
3.Kossa反応
4.Masson-Fontana染色
5.PAS染色

解答を見る

解答:4・5
心筋の顆粒といえばリポフスチン顆粒です。
リポフスチン顆粒を対象とする染色法は以下の3つです。
・Masson-Fontana染色
・PAS染色
・Schmorl反応
1.誤り。
2.誤り。
3.誤り。
4.正しい。
5.正しい。

 

問3 染色原理で正しいのはどれか。(第54回臨床検査技師国家試験pm52)

1.Feulgen反応はRNAの検出に用いられる。
2.過ヨウ素酸は水酸基をカルボキシル基に変える。
3.DNAを塩素で加水分解するとメチル基が生じる。
4.hematoxylin液中の色素は陽性荷電の核酸に結合する。
5.Alcian blue(pH1.0)は硫酸基を有する酸性基質を染める。

解答を見る

解答:5
1.誤り。DNAの検出です。
2.誤り。アルデヒド基です。
3.誤り。アルデヒド基です。
4.誤り。核酸は陰性荷電です。
5.正しい。

 

問4 病原体と染色法の組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。(第54回臨床検査技師国家試験pm53)

1.Aspergillus spp.=mucicarmine染色
2.Candida spp.=Grocott染色
3.結核菌=orcein染色
4.Cryptococcus spp.=Victoria blue染色
5.赤痢アメーバ=PAS染色

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解答:2・5
1.誤り。mucicarmine染色はCryptococcusを対象とします。
2.正しい。
3.誤り。orcein染色は弾性線維とHBs抗原を対象とします。
4.誤り。Victoria blue染色は弾性線維とHBs抗原を対象とします。
5.正しい。

 

問5 肝臓の特殊染色標本を示す。陽性物質で正しいのはどれか。(第55回臨床検査技師国家試験pm55)

55pm55

出典:厚生労働省ホームページ 第55回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午後問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/04/dl/tp0422-5d.pdf)

1.偏光顕微鏡で緑色偏光を呈する。
2.mucicarmine染色で赤色に染まる。
3.Alcian blue染色で青色に染まる。
4.ジアスターゼ消化試験で消失する。
5.toluidine blue染色で異染色性を示す。

解答を見る

解答:4
肝臓の特殊染色で赤紫色といえばPAS染色であり,肝臓でPAS陽性物質といえばグリコーゲンです。グリコーゲンはジアスターゼ消化試験でPAS染色が陰性化するので4が正解です。
1.誤り。
2.誤り。
3.誤り。
4.正しい。
5.誤り。

 

問6 卵巣腫瘍のH-E染色標本を示す。病変の同定に有用なのはどれか。(第56回臨床検査技師国家試験am54)

56am54

出典:厚生労働省ホームページ 第56回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午前問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/topics/2010/04/dl/tp_siken_56_rinken_02.pdf)

1.PAS染色
2.PTAH染色
3.Kossa反応
4.SudanⅢ染色
5.Schmorl反応

解答を見る

解答:1
卵巣で粘液を含む腫瘍細胞が認められることから,Krukenbergクルーケンベルグ腫瘍が考えられます。Krukenberg腫瘍は胃の印環細胞癌が卵巣に転移したものであり,この腫瘍同定には粘液を染色するPAS染色が有用です。
1.正しい。
2.誤り。
3.誤り。
4.誤り。
5.誤り。

 

問7 PAS染色が同定に有用な微生物はどれか。2つ選べ。(第56回臨床検査技師国家試験am55)

1.cytomegalovirus
2.Treponema pallidum
3.Aspergillus fumigatus
4.Entamoeba histolytica
5.Mycobacterium tuberculosis

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解答:3・4
PAS染色が有用なのは真菌(Pneumocystis jirovecii除く)と赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)です。
1.誤り。
2.誤り。
3.正しい。
4.正しい。
5.誤り。

 

問8 特殊染色標本を示す。臓器は何か。(第57回臨床検査技師国家試験pm53)

57pm54

出典:厚生労働省ホームページ 第57回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午後問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/topics/2011/04/dl/tp_siken_57_rinken_04.pdf)

1.心臓
2.肝臓
3.膵臓
4.脾臓
5.腎臓

解答を見る

解答:5
もはや解説不要の問題ですね。糸球体が見えていることから腎臓が考えられます。
1.誤り。
2.誤り。
3.誤り。
4.誤り。
5.正しい。

 

問9 特殊染色標本を示す。染色法はどれか。(第57回臨床検査技師国家試験pm54)

57pm54

出典:厚生労働省ホームページ 第57回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午後問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/topics/2011/04/dl/tp_siken_57_rinken_04.pdf)

1.PAM染色
2.PAS染色
3.azan染色
4.PTAH染色
5.Bodian染色

解答を見る

解答:2
腎糸球体基底膜を見たら,取り敢えず4つの染色法を思い出しましょう。
azan染色・Masson trichrome染色・PAS染色・PAM染色
後は,基底膜の色で判断しましょう。今回は赤紫色に染まっているため,PAS染色が考えられます。
1.誤り。PAM染色であれば黒色に染まります。
2.正しい。
3.誤り。azan染色であれば青色に染まります。
4.誤り。糸球体基底膜の染色には用いられません。
5.誤り。糸球体基底膜の染色には用いられません。

 

問10 PAS染色で使用しないのはどれか。(第58回臨床検査技師国家試験am53)

1.塩酸
2.アニリン
3.過ヨウ素酸
4.塩基性フクシン
5.重亜硫酸ナトリウム

解答を見る

解答:2
難問。余裕があれば勉強する程度で十分です。
1.誤り。
2.正しい。
3.誤り。
4.誤り。
5.誤り。

 

問11 真菌の染色法はどれか。2つ選べ。(第59回臨床検査技師国家試験pm54)

1.Grocott染色
2.orcein染色
3.PAS染色
4.Warthin-Starry染色
5.Ziehl-Neelsen染色

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解答:1・3
1.正しい。
2.誤り。弾性線維やHBs抗原を対象とした染色です。
3.正しい。
4.誤り。スピロヘータやHelicobacter pyloriを対象とした染色です。
5.誤り。抗酸菌を対象とした染色です。

 

問12 胃組織のH-E染色標本を示す。診断に有用な染色法はどれか。(第62回臨床検査技師国家試験am52)

62am52

出典:厚生労働省ホームページ 第62回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午前問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp160411-05am_02_01.pdf)

1.PAS染色
2.azan染色
3.Grocott染色
4.SudanⅢ染色
5.Klüver-Barrera染色

解答を見る

解答:1
胃で粘液を含む腫瘍細胞が認められることから,印環細胞癌が考えられます。この腫瘍同定には粘液を染色するPAS染色が有用です。
1.正しい。
2.誤り。
3.誤り。
4.誤り。
5.誤り。

 

問13 大腸病変部の染色標本を示す。染色法はどれか。(第62回臨床検査技師国家試験pm53)

62pm53

出典:厚生労働省ホームページ 第62回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午後問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp160411-05pm_02.pdf)

1.PAS染色
2.Gram染色
3.orcein染色
4.Grocott染色
5.Ziehl-Neelsen染色

解答を見る

解答:1
画像には赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)が確認できます。赤痢アメーバの染色法はPAS染色です。
1.正しい。
2.誤り。
3.誤り。
4.誤り。
5.誤り。

 

問14 胃癌摘出時の郭清リンパ節標本を示す。染色法はどれか。(第63回臨床検査技師国家試験pm54)

63pm54

出典:厚生労働省ホームページ 第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午後問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp170425-07b_02.pdf)

1.PAS染色
2.Berlin blue染色
3.Alcian blue染色
4.mucicarmine染色
5.toluidine blue染色

解答を見る

解答:3
深く考えずとも,染色の色合い(青色)から判断できる問題です。
1.誤り。赤紫色でないので否定できます。
2.誤り。Berlin blue染色も青色ですが,対象が3価鉄であることから否定できます。
3.正しい。色合いと染色対象(酸性粘液)から最も考えられる染色法です。
4.誤り。赤色でないので否定できます。
5.誤り。赤紫色でないので否定できます。

 

問15 軟骨組織の特殊染色標本を示す。染色法はどれか。(第64回臨床検査技師国家試験am52)

64am52

出典:厚生労働省ホームページ 第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答について 午前問題別冊(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp180511-07a_02.pdf)

1.azan染色
2.Berlin blue染色
3.Alcian blue染色
4.mucicarmine染色
5.toluidine blue染色

解答を見る

解答:3
染色対象が軟骨組織(=酸性粘液多糖類)であることから,考えられる染色法はAlcian blue染色とtoluidine blue染色の2つです。後は色合いで判断です。
1.誤り。
2.誤り。
3.正しい。
4.誤り。mucicarmine染色では酸性粘液多糖類は染まりません。
5.誤り。toluidine blue染色であればメタクロマジーにより軟骨組織は赤紫色に染まります。

 

 

コメント

  1. 名無し より:

    次回の臨床検査技師国家試験を受ける者です。いつも参考にさせていただいてます。ありがとうございます。黒本で勉強しているのですが、こちらのサイトは表のまとめ方がとても分かりやすいです。ゴロの暗記などもとても参考になります。これからも宜しくお願いしますm(__)m

    • おるてぃ より:

      コメントありがとうございます!
      多くの人が勉強しやすいよう,表・図・ゴロを多く掲載してわかりやすさ重視でまとめています。(その分,情報量は少ないですが・・・)
      更新はスローペースですが,今後も少しずつ充実させていこうと思います。勉強頑張ってください!